このプログラムは2017年度ファイザープログラム心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援事業の助成を受けてNPO法人ウヤギー沖縄が実施いたします。

ひきこもりの長期・高年齢化と社会参加への道を探る

NPO法人ウヤギー沖縄は、農家の方々の協力を得て有機農法による農産物の生産、加工、販売を通して、環境保護、地域活性化、ニート・ひきこもり等の仕事につきにくい若者の自立支援を行う、2009年設立の非営利団体です。

KHJ全国ひきこもり家族会連合会の13年間に渡る調査によれば、ひきこもり本人の平均年齢は34,4歳で高年齢化が進んでいます。更に沖縄は失業率も高く、引きこもり相談も多い。そこでKHJは沖縄支部を設立し支援を始めました。

しかし就労は困難な場合が多いため、地域性を活かした仕事の場を作ることを考え、コーヒーに至りました。沖縄でコーヒー栽培ができることを知る人は少ないです。しかし実に美味しく軽労働で希少価値があります。他人とのコミュニケーションを取るのが苦手なひきこもりの方に適した仕事となり、野外の軽労働を通して心身の健康が回復し、経済的な自立の一歩となります。また沖縄コーヒーという、埋もれている特産物の知名度を上げ、地域を活性化できれば。

そこで我々は、農家や専門家の指導で彼らが生き生きと働けるようになり、沖縄の農業、観光、地域活性化に役立つことを目指し、本事業を計画しました。本年度の事業内容は、沖縄のひきこもり人材がまだ十分発掘できていないことを考え、再度ひきこもり当事者や家族及び関係者を対象に、人材発掘セミナーを開催し、賛同を得られた方々にコーヒーの栽培から販売までの体験によりアルバイトを経て自立を目指します。

ひきこもりの長期・高年齢化と社会参加への道を探る



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日 時:平成30年6月16日(土)午後2時~5時
場 所:那覇市銘苅2-3-1なは市民活動支援センター会議室
定 員:60名
参加費:一般・当事者家族500円 当事者(本人)無料

第1部 講演会「ひきこもりの8050問題とは」
講師:池上正樹氏:通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリスト。YAHOO!ニュース個人オーサー。テレビ、ラジオにも多数出演。著書:ひきこもる女性たち(ベスト新書)、大人のひきこもり(講談社現代新書)、ダメダメな人生を変えたいM君と生活保護(ポプラ新書)など多数。

第2部 シンポジウム「ひきこもり問題のこれから」
池上 正樹 氏:ジャーナリスト
近藤 正隆 氏:NPO法人ウヤギー沖縄理事長
NPO法人全国ひきこもり家族会連合会副理事長
平良 玲奈 氏:全国ひきこもり家族会連合会沖縄支部
てぃんさぐぬ花の会代表・ピアサポーター
稲垣 暁 氏:子どもの居場所kukulu・社会福祉士。NPO法人ちゅらゆい

参加申込
参加ご希望の方は6月15日(金)までに下記にお願いします。
主催及び問い合わせ先:NPO法人ウヤギー沖縄 http://www.uyagi-oki.org
那覇市銘苅2-3-1 なは市民活動支援センター内 ℡080-4090-4388
E-mail : kondo@jyda.jp 近藤正隆

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